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「告発した裁判官の自作自演」中国、裁判記録消失で結論

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-2-26 18:36:00  点击:  切换到繁體中文

 

中国の最高裁にあたる最高人民法院で、巨額の利権が絡む民事訴訟の記録が消えた問題をめぐり、共産党中央政法委員会などの合同調査チームは22日、「告発した担当裁判官の自作自演だった」とする結果を公表した。裁判官本人も国営テレビでざんげしたが、一連の経緯に「不自然さ」を指摘する意見もある。


消えた中国最高裁の記録 SNSが暴く巨大利権の闇


この問題は、炭鉱をめぐって地方の企業と省政府などが争った訴訟の記録が消えたことを、元人気司会者の崔永元氏が昨年末にSNSで暴露。訴訟を担当した王林清裁判官本人も自撮り動画で内部告発した。最高法院トップの周強院長が裁判に介入しようとしたことを示す記録も投稿され、周院長の更迭説まで飛び交う異例の騒ぎになっていた。


調査結果によると、過去に規則違反を指摘されたり、担当を外されそうになったりして待遇に不満を持った王氏が、法院を困らせようと自ら記録を持ち帰ったという。その後、何も反応や影響がなかったため、自ら司会者の崔氏に持ち込み、暴露したと調査は結論づけた。さらに、王氏が国家機密を漏らしたとして今後、刑事事件にすることも明らかにした。


王氏は「法院内の監視カメラ映像を調べるよう求めたが、上司から2台とも壊れていたと言われた」と指摘していた。一方、調査結果では「当時の記録を調べても、カメラに問題はなかった」とした。上司についての言及はなかった。


ただ、調査結果では、記録が消えた裁判の過程で、地方政府が最高法院に意見書を送って圧力をかけようとしたことは認め、最高法院に内部の管理や秘密保持に問題があったと指摘した。


中央テレビの取材を受けた王氏は調査結果を認め、「多くのネット市民におわびしたい」と謝罪した。だが、ネット上では「自作自演なのに、危険を冒して自ら告発するなんて信じられない」と当局の発表に懐疑的な見方を示したり、「周院長の介入疑惑には、なぜ触れていないのか」と異論を唱えたりする書き込みが噴出。「(調査結果を)信じるかどうかではなく、服従するかどうかだ」との皮肉も広まっている。


周院長は結果が出た22日に会議を開き、「調査チームの結論を強く擁護する。教訓をくみ取り、問題を改善していきたい」と支持する姿勢を示した。(北京=延与光貞)



 

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