韓国最大野党、自由韓国党の羅卿瑗(ナギョンウォン)院内代表は12日の国会演説で、北朝鮮との関係を重視した文在寅(ムンジェイン)政権の外交政策を批判し、「これ以上、韓国大統領が金正恩(キムジョンウン、朝鮮労働党委員長)の首席報道官だという、顔から火が出るような話を聞かせないようにしてほしい」と訴えた。「我が国の外交を反米、反日に引っ張っていくのではないかと心配だ」とも語った。
これに対し、韓国大統領府報道官は12日、「強い遺憾を表明する。国家元首に対する冒瀆(ぼうとく)だ」などとする論評を発表し、羅氏の謝罪を求めた。(ソウル=牧野愛博)