ニュージーランド南部クライストチャーチのイスラム教の礼拝所(モスク)2カ所で男が銃を乱射した事件で、地元警察は17日、記者会見し、殺人罪で起訴されたオーストラリア人のブレントン・タラント被告(28)による単独犯行の可能性が強いとの見方を示した。また、新たに1人が死亡していたと発表。死者数は50人、負傷者も50人に上った。
警察によると、15日の事件の直後にタラント被告以外に女性1人と男2人が拘束された。だが、女性はその日のうちに事件とは無関係と判断されて釈放。男2人については、1人が違法に銃を所持していた罪で起訴され、もう1人も18日に別件で起訴するとしたが、乱射事件とは関連がないとみられるという。(クライストチャーチ=守真弓)