20日に開幕するフィギュアスケートの世界選手権(さいたま市)に出場する羽生結弦(ANA)が19日午前、公式練習にのぞんだ。本番で使用するリンクを周回し、4回転ジャンプなどを跳んで氷の感触を確かめた。曲をかけた練習ではショートプログラム(SP)を滑った。
フィギュア特集 Kiss and Cry
国内の大会の公式練習に登場するのは、平昌五輪前の2017年11月に右足首を痛めたグランプリ(GP)シリーズNHK杯以来1年4カ月ぶり。会場には3500円の有料観覧券を購入した1千人を超えるファンが詰めかけ、「ゆづー」と大きな声援を送った。
羽生は「練習からたくさんの方に応援してもらっている。練習も含めて、すべての自分に勝ちきれる演技をしたい」と語った。
羽生は昨年11月のGPシリーズロシア杯の公式練習で右足首を痛め、昨年12月のGPファイナル、全日本選手権を欠場。年明けから氷上練習を始め、今大会は約4カ月ぶりの実戦となる。
男子SPは21日午後に行われる。