ティラノサウルスなど巨大恐竜の全身骨格が並んで展示されている=国立科学博物館地球館地下1階
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たとえば、「映画ドラえもん」の第1作「のび太の恐竜」のピー助のモデルになった首長竜のフタバスズキリュウ。1968年、福島県の双葉層群という白亜紀の地層から、高校生だった鈴木直(ただし)さんによって発見された化石は、東京・上野の国立科学博物館(科博)に行けば実物に会える。
たとえば、東京・渋谷駅前で、亡くなった飼い主を待ち続け、忠犬として銅像になった秋田犬のハチ。その剝製(はくせい)も科博で展示されている。
亡くなった飼い主の帰りを東京・渋谷駅前で待ち続けたことで有名な秋田犬の忠犬ハチの剝製=日本館2階北翼
たとえば、宇宙飛行士若田光一さんが96年、スペースシャトルに初搭乗し、ロボットアームを操作して回収に成功した日本の再利用型宇宙船「宇宙実験・観測フリーフライヤ」。これも科博にある。
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日本館が地上3階、地下1階。地球館が地上3階、地下3階。広大な展示スペースを回っていると、あれもこれも本物ばかりで、感嘆の声を上げっぱなしになる。
スペースシャトルに搭乗した若田光一さんが回収した日本の宇宙実験・観測フリーフライヤ=地球館2階
恐竜はレプリカも多い。しかし、地球館1階の「地球史ナビゲーター」で展示されているアロサウルスは頭部以外がほぼ実物化石。64年、日本初の恐竜骨格として科博で公開された。地下1階に居並ぶ恐竜群でも、一番巨大なアパトサウルスや、ゴジラの背びれのモデルになったステゴサウルスは実物を含む。
「全身骨格の実物化石は日本では大変貴重。見逃さないで下さい」と、標本資料センター長の真鍋真さん(59)。
今年は「恐竜ルネサンス」の契…