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NZで犠牲者の埋葬始まる 最初の葬儀はシリア難民父子

ニュージーランド(NZ)南部クライストチャーチの銃乱射事件で20日、犠牲者50人の一部の葬儀が初めて営まれた。イスラム教では死後24時間以内の埋葬が望ましいとされるが、警察の捜査で、家族への遺体の返還に時間がかかっていた。


NZ乱射の男に「何者だ」 立ち向かい、犠牲抑えるまで


最初の葬儀は、2カ所目の襲撃場所だったリンウッドモスクそばの霊園で営まれた。二つの棺がワゴン車で運ばれると、会場では両手のひらを空に向けて祈る参列者の姿が見られた。


地元メディアによると、この日葬儀が営まれた犠牲者は、昨年7月にNZに来たシリア難民ハリド・ムスタファさん(44)と長男ハムザさん(16)。ムスタファさんの妻サルワさんは事件当時、最初の事件現場のヌールモスクにいたハムザさんからの電話で「誰かが銃を撃ち始めた」と聞いた。電話口で22分間、ハムザさんの名前を呼び続けたが、ハムザさんの携帯電話を拾った人物から「彼は息をしていない」と伝えられたという。


サルワさんは地元メディアに「ハムザは正直でみんなに愛される子だった。この世の中で素晴らしいと想像できるすべてのものがハムザにはあった」と述べ、「神が犯人を罰する。私たちは夫と息子がいる天国にあとからついて行く」と話した。


葬儀に参列した豪州イスラムセ…


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