北朝鮮の平壌で今月中旬に防空訓練が行われたと、北朝鮮情勢に詳しい南北関係筋が明らかにした。米朝対話の中断で再び米朝間の緊張が高まる事態に備えた動きだという。北朝鮮が近く新しい対米方針を決める可能性も出ている。
同筋によれば、北朝鮮では防空訓練は「反航空訓練」と呼ばれ、3月半ばに数日間実施された。市民は地下鉄駅などへの避難訓練や、灯火管制訓練などを行ったという。
北朝鮮は毎年春と秋に同訓練を行ってきたが、米朝対話が進んでいた昨年は実施しなかった。平壌市民らは、2月末のハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わったことを受けた措置と受け止めているという。
21日付の労働新聞(電子版)…