トランプ米大統領は25日、イスラエルがシリアから奪って占領する中東のゴラン高原についてイスラエルの主権を正式に認める文書に署名した。シリアのアサド政権や同政権を支援するロシアやイランとの緊張がさらに高まるのは必至だ。
ワイン生産さかんなゴラン高原、なぜ係争の地に
署名は、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相が同席して行われた。
文書では「イランやテロ組織がゴラン高原をイスラエル攻撃のための場所とする可能性がある」と指摘し、「イスラエルの主権を認めることは適切だ」と主張した。
トランプ氏は「過去の大統領は(承認を)やらなかった。(私が承認したのを)非常に名誉に思う」と述べ、ネタニヤフ氏は「イスラエルはトランプ大統領より偉大な友人を持ったことがない」とたたえた。
ゴラン高原はイスラエルが19…