東京急行電鉄は27日、社名を「東急」に改めるため、6月に予定する定時株主総会で定款変更を付議すると発表した。変更日は創立記念日の9月2日。昨秋発表した鉄道事業の分社化に伴うもので、英語名の「TOKYU CORPORATION」は変わらない。
【鉄道特集】テツの広場
東急は目黒と蒲田を結ぶ路線が発祥で、「目黒蒲田電鉄」として1922年(大正11年)に創立。社名はその後、39年に「東京横浜電鉄」となり、42年に現在の「東京急行電鉄」となった。分社化で鉄道事業の子会社の名称は「東急電鉄」となるため「東京急行電鉄」の名称はなくなる。社員約4600人のうち鉄道事業の子会社に約3300人が出向する形となる。(田中美保)