明知(あけち)鉄道(岐阜県恵那市)と日本郵便(東京都千代田区)は16日、旅客列車に荷物を載せて運ぶ「貨客混載」事業を始める。日本郵便が鉄道の貨客混載事業をするのは初めて。
鉄道(テツの広場)
中部運輸局や明知鉄道によると、運行は毎日午後4時台の恵那―明智間の片道1便のみで、車両に固定された専用ボックスに郵便物や宅配荷物などを入れて運ぶ。箱は施錠され、中身は見えないという。
明知鉄道は旅客運賃以外に荷物の運送料が入り、経営の安定化が見込める。一方、日本郵便もトラック運転手の運転時間が年間100時間以上短縮できる利点がある。
貨客混載事業は、ヤマト運輸や佐川急便が全国で取り組んでいる。