千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が虐待を受けた末に死亡したとされる事件で、千葉地検は29日、父親の勇一郎容疑者(41)を、心愛さんへの強要罪と妻のなぎさ被告(32)=傷害幇助(ほうじょ)罪で起訴=への暴行の罪で追起訴した。認否は明らかにしていない。勇一郎容疑者はこれまでに傷害致死など三つの罪で起訴されており、捜査関係者によると、今回の起訴で一連の捜査を終えた。
起訴状などによると、勇一郎容疑者は昨年7月30日早朝、心愛さんを脅して自宅浴室で汚物を手に持たせたほか、今年1月5日ごろには浴室で立たせ続けるなどしたとされる。
また今年1月1日ごろには、自宅リビングでなぎさ被告の顔を平手でたたくなどの暴行をしたとされる。
心愛さんが浴室で遺体で見つか…