ニュージーランド(NZ)南部のクライストチャーチで50人が犠牲となった銃乱射事件を受け、同国で12日、半自動銃の販売や保有を禁じる法律が施行された。事件が銃規制を巡る議論を巻き起こし、発生から1カ月以内に銃規制の強化が実現した。
改正武器法では、半自動銃や銃を半自動式に転用できる部品などの販売や所持を禁止する。改正案は今月1日に国会(定数120)に提出され、10日の採決では賛成119とほぼ全会一致で可決した。不法に所持すれば最長5年の禁錮刑となるが、政府は9月末まで猶予期間を設け、所持者からの買い取りも実施する。
事件直後から規制強化に動いた…