堺市堺区のマンションで3月、消火器を落として通行中の男性を殺害しようとしたとして、大阪府警は18日、同区山本町1丁、生命保険会社員の姜碩富(カンソップ)容疑者(49)を殺人未遂容疑で逮捕し、発表した。「投げ落としたが、人を殺すつもりはなかった」と供述しているという。
堺署によると、逮捕容疑は3月6日午後9時40分ごろ、自宅マンション12階の廊下部分から消火器1本(重さ約5キロ)を約35メートル下の中庭に投げ落とし、通りかかった男性警備員(53)を殺害しようとしたというもの。消火器は男性に当たらず、けが人はなかった。
付近の防犯カメラの映像や住人らの話から姜容疑者が浮上。2人に面識はなかったとみられ、署は動機を調べている。