スリランカ政府が今回の連続爆破事件に関与したと発表したイスラム過激派ナショナル・タウヒード・ジャマート(NTJ)は昨年、仏像を破壊するなどの事件を起こしていたとされるが、地元記者によると、それまでは情報機関もノーマークの無名の組織だったという。
スリランカ政府は、中東の過激派組織「イスラム国」(IS)に参加した自国民がいるとの情報を把握していたという。ISに詳しい中東調査会の高岡豊主席研究員によると、2016年時点で32人のスリランカ人がISに参加するためシリアに渡航したという情報がある。こうした過激思想の持ち主が帰国して事件を起こした可能性がある。
ただ、今回の事件までスリラン…