皇太子ご夫妻は25日、5月1日の即位行事の練習「習礼(しゅらい)」のため、皇居・宮殿を訪れた。午後4時ごろ、半蔵門から車で訪れた際、雅子さまは、水色のロングドレス姿で、集まった人に笑顔で手を振った。
【特集】両陛下「祈りの旅」をたどる
【特集】平成から令和へ
皇太子さまは1日、宮殿・松の間で国事行為「剣璽(けんじ)等承継の儀」と「即位後朝見の儀」に臨む。剣璽等承継の儀は、皇位のしるしとされる神器や、国璽(こくじ)と御璽(ぎょじ)を引き継ぐ儀式で、皇太子さまが天皇として主催する初めての国事行為だ。
即位後朝見の儀は、即位後初めて公式に三権の長ら国民の代表と会う儀式で、最初の「おことば」を述べる。新皇后の雅子さまも、並び立つため、この日、皇太子さまと共に習礼に臨んだとみられる。(中田絢子)