日産自動車は17日、6月下旬の定時株主総会に諮る新たな役員体制を発表した。取締役の過半を占める社外取締役に、JXTGホールディングス相談役の木村康氏ら5人を新たに迎える。西川広人社長兼CEO(最高経営責任者)は続投し、筆頭株主の仏ルノーからジャンドミニク・スナール会長とティエリー・ボロレCEOの両首脳が経営陣に加わる。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
取締役は現在より3人多い11人になる。日産からはCOO(最高執行責任者)の山内康裕氏が新たに選ばれた。
社外取締役は3人から7人に増える。カルロス・ゴーン前会長の不正を許してきたガバナンス(企業統治)を立て直すため、外部の目による経営監視を強める。
木村氏のほか、日産の監査役の永井素夫氏、日本ミシュランタイヤ会長のベルナール・デルマス氏、ソニー・インタラクティブエンタテインメントLLC元会長のアンドリュー・ハウス氏、アシュリオンジャパン・ホールディングス合同会社ゼネラル・カウンセル(アジア地域)のジェニファー・ロジャーズ氏の5人が新たに選ばれた。
経済産業省出身で日本エネルギ…