川崎市多摩区登戸新町の路上で小学6年の女児と外務省職員の男性が刺されて死亡、児童16人と女性が重軽傷を負った事件。事件後に自分の首を包丁で切って死亡した岩崎隆一容疑者(51)は、現場から西に約4キロ離れた川崎市麻生区内に住んでいた。
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近所の男性(55)によると、岩崎容疑者は幼い頃に親族に引き取られ、地元の小中学校に通った。その頃は同居するいとこと遊ぶ様子を見かけたが、大人になってからはほとんど姿を見なくなった。
中学の同級生だったという同区内の男性は、岩崎容疑者について、おとなしい印象だけが残っているという。乱暴な様子もなく、クラスでは目立たない存在だった。「卒業後の同窓会に顔を出すこともなく、接点はなかった」と話す。
近くに住む40代の女性によると、岩崎容疑者は1年ほど前、女性宅から道路にはみ出していた木の枝にぶつかったとして、早朝に文句を言いに来たことがあった。対応した夫に、終始怒鳴り続けていたという。
その後に姿を見ることはなかったが、28日朝、最寄り駅の方に走って家を出ていくのを見た。黒っぽい服装に黒のリュックを背負っていた。その際、女性に向かって「おはようございます」とあいさつしたという。