北京で1989年6月、中国の民主化を訴えた学生らが武力弾圧された天安門事件から30年になるのを前に、香港の民主派団体が26日、香港中心部をデモ行進した。約2200人(主催者発表)の参加者は犠牲者らの名誉回復や真相の解明などを訴えた。
参加した教員の男性(52)は「香港の自由な空間が減少し、中国に批判的な活動ができなくなると心配している」と語った。民主派団体は天安門事件が起きた6月4日にも大規模な追悼集会を予定している。(香港=益満雄一郎)
(あわせて読みたい)監視下の取材で見た涙 ウイグル族の女性「私は中国人」
名前を書いてもらおうとメモ帳を渡すと、わざわざ「私は中国人です」と付け加えた…異様な「訓練センター」をルポ。
(こんな記事も)「明るい記事」だけ求める中国 不正暴いた記者は去った
地方政府や警察の横暴、官民の癒着を暴いてきた敏腕記者が辞職。追い詰めたのは、メディアを巡る厳しい中国の環境でした。