プロ野球の楽天がパ・リーグの混戦を演出している。下馬評は昨季の最下位に続き、Bクラス(4位以下)と低かったが、上位争いに加わり続ける。現役時代に輝かしい実績を残してはいない39歳の平石監督が、チームをどう立て直したのか。
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選手起用法はまる
ナゴヤドームで8日にあった中日戦。平石監督は新人4人を先発で起用し、相手のスキを逃さなかった。
1―1の七回、ドラフト1位の辰己(立命大)が右翼線二塁打を放つと、同2位の太田(大商大)の犠打で三進。同7位で左打ちの小郷(立正大)がスクイズに成功。左腕ロメロが無警戒だったところを突いた決勝点だった。
太田はこの日、プロ初先発出場…