|
東京五輪・パラリンピックに向けて、大会の運営能力を高めるための「テスト大会」が27日、本格的に始まった。暑さ対策、事故や犯罪への備え……。1年1カ月後に迫る本番を想定し、関係機関が知恵を絞っている。 東京都調布市で27日、水泳や馬術、フェンシングなどで腕を競う「近代5種」のワールドカップファイナルが始まった。国内で開かれるのは1964年東京五輪以来となる世界大会。テスト大会の一つとして、五輪の大会組織委員会も運営に加わる。 「我々は五輪の大会運営は『初心者』。全体の運営がうまくいくかが一つのカギになる」。組織委幹部は、そう話す。本番を想定したテストは、来年5月まで3期に分けて行う。9月まで屋外競技中心の22競技を実施し、10月~来年2月は屋内競技、来年3~5月は最終確認のテストとなる。 大きな課題の一つが暑さ。屋外である5競技では、会場のほか、「ラストマイル」(最寄り駅と会場を結ぶ区間)で暑さ対策を試す。7月24日に始まるビーチバレーボールの国際大会では、光や熱を遮断するテントや扇風機、霧状の水を噴き出すミストシャワーを会場内外に置く。 また組織委は27日、五輪本番で、各会場へのペットボトルの持ち込みを検討していることを明らかにした。これまではテロなど安全対策の観点から禁じられており、認めれば大会初とみられる。関係機関で慎重に検討を進めるという。 熱中症に詳しい兵庫医科大特別招聘(しょうへい)教授の服部益治医師は、暑さや湿度のほか「風も重要」と指摘。日陰を作り、風が通り抜けるよう観客の動線に対する工夫なども求められるという。 服部さんは「気象庁は昨年、『… |
五輪向けテスト大会が始動 防カメ140台、暑さ対策も
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
五輪、今度は「ホテルがない」 組織委が大量に仮押さえ
猛暑の五輪対策、古い救急車の交換遅らせる 不足懸念で
聖火リレー走者の公募開始 チャンスは5回、条件は?
「あと11万ドル、至急だ」巨額マネーが動いた五輪招致
五輪チケット、詐欺に注意を 通知メールにURLなし
五輪会場近くの一般道にも専用・優先レーン 渋滞対策案
みかじめ料払った店の罰則強化 五輪控え都が条例改正案
五輪専用レーン設置へ 東京―成田の高速道など60キロ
聖火ランナーの募集要項発表 1日の走者数や走行距離は
パラリンピックへ助言 谷垣氏、都の懇談会の名誉顧問に
五輪チケットの抽選申し込み終了 6月20日に結果発表
東京五輪チケット、受付を12時間延長 アクセス集中で
オリンピック開催中に直下地震 1万2千人が想定訓練
メダル数競うパラ「違和感も」 障害者との共生社会とは
化学テロで解毒剤注射、医師以外も 五輪で厚労省検討
東京五輪チケットにホストタウン枠 一律30枚用意
頭上に巨大コンクリ「命いくつあっても…」五輪建設現場
東京五輪、建設現場は「危険な状況」労組国際組織が指摘
東京五輪・パラスポンサー企業、LGBT対応3割未実施
「半世紀応援ありがとう」オリンピックおじさんにお別れ
東京五輪、ゆりかもめや京王線の一部で深刻な混雑予測
武道館の「玉ネギ」、東京五輪に向けお色直し中
手のひら返すIOC、表でかばい裏で圧力 竹田会長退任
「潔白証明すべく今後も努力」 竹田会長、16分の質疑
疑惑契約は官民含む「オールジャパン」 幕引きまだ早い










