2020年東京五輪の聖火リレーについて、大会組織委員会は1日、ランナー募集の概要を公表した。6月中旬から8月末にかけてスポンサーや各都道府県が募集する。
聖火ランナーのユニホーム発表 赤色のたすきのデザイン
東京五輪聖火、ルート発表
2020年4月1日時点で中学1年生以上で、希望する都道府県にゆかりがあることが要件(3月1日時点で18歳未満の場合、保護者の同意が必要)。リレーの公式スポンサー4社が6月から、各都道府県が7月からそれぞれ募る。受け付け開始日は日本コカ・コーラが6月17日から、トヨタ自動車、日本生命、NTTの3社が6月24日、都道府県が7月1日。いずれも8月31日まで。応募機会は5回あるが、走れるのは1回だけ。政治家はランナーになれず、宗教家が宗教上の実績でランナーになることもできない。
各都道府県は1日あたり22人の走者を決めることができ、そのうち半数以上を公募で選ぶ。スポンサーが募集する人数は非公表。総数は約1万人の見込み。1日あたり80~90人が約200メートルをゆっくり走る。公募枠のほか、国際オリンピック委員会(IOC)や大会スポンサーなどの推薦枠もある。公募枠と推薦枠の割合を組織委は公表していない。当選発表は年末で、ユニホームは支給されるが、交通費や宿泊費は自己負担になる。