2020年東京五輪の輸送対策で、大会組織委員会、東京都、国などが、大会関係車両だけが通れる「五輪専用レーン」を成田空港と東京臨海部を結ぶ高速道路に設ける方向で調整に入ったことがわかった。首都高速湾岸、晴海の両線、東関東自動車道の計約60キロが対象で、設置時間帯や、専用レーンを通った一般車両に罰則を科すかどうかなどを今年末までに詰める。
複数の大会関係者が明らかにした。関係車両の円滑な輸送が目的。東京臨海部と羽田空港の間でも設置を検討しているが、一般車両への影響が大きくなるため、東京港トンネルと羽田空港の間は見送られる可能性が高いという。
首都高の他の区間は2車線が多く、合流点も一定でないことからかえって時間がかかるうえ、一般車両への影響も大きいため、専用レーン設置を見送る。また一般道では、選手村や会場周辺の複数車線がある道路に設ける方針だ。
大会関係車両は選手らを運ぶバ…