(30日、プロ野球 中日1-0阪神)
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阪神がついに勝率5割を割り、5月2日以来の「借金1」を背負った。抑えのドリスの暴投で延長十一回サヨナラ負け。試合後、矢野監督は「ゼロ(無得点)じゃ勝てんしな」。後味の悪さを振り払うかのように淡々とした口調だった。
象徴的な場面が直前の十一回の攻撃にあった。先頭の8番木浪が中前安打。代打・北條がバントで送り、1番の近本に回ると代打に原口がコールされた。近本の途中交代は5月5日以来。結局、得点はならず、指揮官は「現状で一番、点が取れることを考えてやったつもり」と説明した。
6月12日には今季最多タイの勝ち越し6。翌日から12試合で2勝9敗1分けの急降下だ。要因の一つが、4月12日から1番に座る近本の不振に行き当たる。
チームが失速したこの間、50…