テニスのウィンブルドン選手権は8日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで第7日があり、錦織圭(日清食品)が準々決勝進出を決めた「2番コート」は、実は波乱続きだった。
「フェデラー、怖さ感じない」8強入りの錦織が意気込み
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錦織の前には女子シングルス4回戦が2試合組まれていた。午前11時過ぎに始まった第1試合は、今年の全仏を制し、世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が登場。同55位のアリソン・リスク(米)相手に力強いショットで第1セットを奪うも、徐々に相手にペースを持っていかれ、6―3、2―6、3―6で敗れた。
続く、第2試合は、世界3位のカロリナ・プリスコバと、ノーシードで世界68位のカロリナ・ムホバのチェコ勢同士の「カロリナ対決」に。バーティ同様にプリシュコバが第1セットをとったが、6―4、5―7、11―13という大接戦の末に敗退した。
これで女子シングルスは、第2シードで1回戦で敗退した大坂なおみ(日清食品)を含め、上位6シードが全て4回戦までに姿を消した。3時間17分の長時間試合で競り負けたプリスコバは、シード選手としての重圧について「グランドスラムなので初日から重圧はある。ただ、いいテニスをしないといけないのは一緒なので、(シード勢の相次ぐ敗退とは)関係ないと思う」と話した。(遠田寛生)