食品の納入をめぐって便宜を図った見返りに接待を受けたとして、海上自衛隊の自衛官の男が逮捕されました。
収賄の疑いで逮捕されたのは、海上自衛隊横須賀造修補給所の2等海曹、今井伸幸容疑者(47)で、食品卸売業者の社長、吉田公一容疑者(52)が贈賄の疑いで逮捕されました。今井容疑者は、2016年12月ごろからおよそ1年半の間、契約にはない食品の受け入れを黙認するなどの便宜を図った見返りに、吉田容疑者から横浜市の高級クラブで20回以上にわたって、あわせておよそ110万円の接待を受けた疑いが持たれています。
食品の納入の検査を担当していた今井容疑者は、検査で黙認する行為をおよそ40回行っていて、吉田容疑者は、売れ残った賞味期限間近の商品などを処分できたということです。
警察は、2人の認否を明らかにしていません。