海外でも人気が高まっている「日本酒」についてのブランド戦略を考える検討会の初会合が9日、国税庁で開かれ、元サッカー選手の中田英寿さんらが出席しました。
日本酒は海外でも人気で、輸出額は9年連続で過去最高を記録しています。検討会では、和食以外とのペアリングの提案など、これまで製造・販売業者が独自に行ってきた付加価値をつける工夫を業界全体で進めていくため、国税庁が中心となって海外に向けた日本酒のブランド戦略を考えます。
初会合には、ワインソムリエの田崎真也さんや、ゲスト有識者として、元サッカー選手で現在は日本酒に関する会社を経営している中田英寿さんらが参加しました。
「国税庁率いる国や省庁がみんな団結しながら、日本酒を海外に広めていくというのは、非常に大きなステップだと思ってます」(JAPAN CRAFT SAKE COMPANY 中田英寿代表)
国税庁としては、日本酒の海外人気を盛り上げることで税収増につなげたい考えで、検討会は、12月に中間のとりまとめを行う方針です。