来年開かれる「国連犯罪防止刑事司法会議」=京都コングレスへの関心を高めようと、シンポジウムが開かれました。
「国連犯罪防止刑事司法会議」=京都コングレスは、犯罪防止や刑事司法の分野では国連最大の国際会議で、来年4月に京都市で開かれます。
法務省は京都コングレスについて理解を深めてもらおうと、公開シンポジウムを京都市内で開催し、高校生や大学生など、およそ600人が参加しました。講演した上川 陽子前法務大臣は、「法の支配の実現には、若い世代の参加が不可欠だ。コングレスには世界の若者も集まるので、積極的に意見交換してほしい」と話していました。シンポジウムでは、「命の授業」と題した活動を続けているお笑い芸人のゴルゴ松本さんが講演したほか、青少年の犯罪や再犯防止への若者の関わり方などをテーマに専門家らによるパネルディスカッションも行われました。
出席した山下貴司法務大臣は、「コングレスのテーマである法の支配の実現は人類共通の課題だ。コングレスの開催までに、若者たちの関心を高めていきたい」と話していました。