内蒙古(内モンゴル)自治区阿拉善(アルシャー)盟行政公署、中国鉄路呼和浩特(フフホト)局集団有限公司はこのほど、共同で「額済納(エジン)観光専用列車」開通セレモニーを開催した。両者は、フフホト‐エジンをメイン路線とする「エジン観光専用列車」を今月30日に開通させることで同意し、「観光戦略協力協議」に調印した。同専用列車は、フフホトを観光客が集散する中心地とし、夕方に出発して朝に到着する運行スタイルを採用し、観光客はエジンの美しい風景を楽しみ、人的・文化・歴史文化、世界に誇る宇宙事業を体験することができる。中国新聞網が報じた。
呼鉄旅游広告有限責任公司の王侠副総経理は、「エジン観光専用列車」について、「『草原之星』観光専用列車をベースに、1年かけて改造を行った。同列車にはシャワールームやバー車両が新設されているほか、乗客は車内でカラオケなどの娯楽を楽しむこともできる。
王副総経理によると、「シャワー車両には、シャワールームが12ルーム設置されており、『蒙元文化』の特徴が反映された内装になっている。これは、内モンゴル初のシャワールーム付きの観光専用列車だ」という。
内モンゴル自治区アルシャー盟は観光資源が豊富で、「青空のようなアルシャー」と称されている。エジン旗はアルシャー盟観光の「王冠に散りばめられた輝く宝石」のようで、世界三大コトカケヤナギ林の一つであるエジンコトカケヤナギ林、世界三大有人ロケット発射場の一つである酒泉衛星発射センター(東風航天城)、20世紀の中国四大考古学発見の一つである漢代の木簡・居延漢簡などがある。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月16日