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最近発表された「2019年北京出稼ぎ労働者市民化モニタリング調査」によると、新世代出稼ぎ労働者が既に、出稼ぎ労働者の主力となっており、全体の50.6%を占めている。中国の労働組合連合・全国総工会は、「新世代出稼ぎ労働者」の定義について、1980年以降まれで16歳以上の、地元以外の地域で非農業系の仕事を主としている農業戸籍人口としている。北京青年報が報じた。
学歴が比較的高い新世代出稼ぎ労働者
現在、新世代出稼ぎ労働者が、出稼ぎ労働者において主体となっている。1980年以前に生まれた上の世代の出稼ぎ労働者と比べると、新世代出稼ぎ労働者の学歴は高くなっており、学校を卒業後、すぐに都市へ行き、農業の経験はなく、農村や土地のことをあまり知らず、都市に溶け込んでその便利な生活を楽しむことを望んでいる。
新世代出稼ぎ労働者の学歴は、高校以上が64.0%。うち、専科(短大に相当)以上が最も多く、35.2%だった。小学校以下は2.2%にとどまった。また、職業資格証書を有している割合は3割を下回る24.1%。うち、初級が11.9%、中級が8.5%だった。
前世代より多い平均月収
新世代出稼ぎ労働者の仕事の現状は明らかに上の世代の出稼ぎ労働者より良く、仕事の技術性は高く、労働時間は短く、收入も多い。
出稼ぎ労働者が就いている仕事は労働密集型の業界に集中しており、主に住民サービス・修理・その他のサービス業、建築業、卸売・小売り業、製造業、ホテル・飲食業、交通運輸、倉庫・郵政業などだった。