配達の準備をする車虎さん(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。
陝西省西安市に住む車虎さん(33)は、5年前からカメラマンの仕事に就いており、最も良かった時で月2万元(1元は約15.3円)稼いでいた。しかし、このところ、撮影の仕事が入ってこないため、フードデリバリーの配達員の仕事をするようになった。1日で百数元稼げることから、1ヶ月で5千元あまりの収入になる。配達員の収入は以前とは比べ物にならないほど低いが、車さんは、全ては良い方向に向かっていくだろうと考えている。彼にとって、この2つの仕事はどちらもかなり自由がきき、お金が稼げると同時に、自分が住む都市を記録することもできる。
車さんはこれまで、各種イベント、人物や景色などの撮影を引き受けていたが、注文がことごとくキャンセルとなり、時間をもてあますようになった。そんな時、友人の紹介で、フードデリバリーサービスの配達員の仕事をするようになった。車さんは、「自分はもともとカメラマンで、フードデリバリーの仕事は始めたばかりだが、100件目の注文をしたお客さんに、写真撮影を無料サービスしようと思っている」と話した。
車さんはさらに、「フードデリバリーの仕事もとても達成感がある。人から信頼されやすい職業だから」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年4月1日