中国海南航空によると、今月9日、海南省三亜市から北京市に向かっていたHU7380便(B737-800 B-5579型機三亜-北京)が、故障が原因で引き返すトラブルがあった。初期調査によると、離陸後、右側の風防の防曇装置から暖かい空気を流したところ、外側の風防に亀裂が入ったとみられている。中国新聞網が報じた。
飛行の安全を確保するために、同機は三亜に引き返し、故障の原因の調査が今も進められている。海南航空はすぐに臨時便を手配し、旅客は同日午後11時41分に無事北京に到着した。B737型機の風防は三層からなり、外側の層は非構造層、中間層と内側の層は構造層となっている。主要耐力構造で、二層で荷重に耐えられる仕組みになっている。そのため、外側の層に亀裂が入っても、飛行の安全に直接の影響はないという。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年6月10日
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