6月13日、ドローンで撮影した「上南天路」の様子(撮影・沈伯韓)。
四川省アバ・チベット族チャン族自治州壌塘県で敷設工事が進められている「上南天路」は、全長約34キロメートル、投資総額約5千万元(約7億6千万円)、上杜柯郷と南木達鎮を繋ぐ道路で、最高地点は標高約4200メートルに達し、2020年7月の全線開通を予定している。新華網が伝えた。
「上南天路」は、沿線住民約2千人の外出と生産・生活に直接的な恩恵をもたらし、「壌塘県城(県庁所在地)―上杜柯郷―南木達鎮」の環状線を形成することになる。その沿線の風景が雄大で極めて美しいことから、「尚藍天路」とも呼ばれる「上南天路」は、沿線の風景と融合し、壌塘県観光の美しい「名刺」になるとみられている。
交通運輸部は、2009年に壌塘県を貧困支援地域に指定して以来、計16億2千万元(約245億円)の資金を投入し、127項目の交通プロジェクトを実施。険しく危険な道路や県民の外出と物資輸送における困難さ、物流システムの立ち遅れといった県内の問題を解決し、住民の生産生活条件と居住環境を改善し、段階的に経済発展の流れをスムーズにし、現地の貧困脱却の難関攻略を強力に推進してきた。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年6月15日