このほど新型コロナウイルスの新規感染者が確認された北京では16日、北京の空の便のほとんどがキャンセルされる事態となっている。データによると、16日夜11時頃、北京首都空港における離陸便の定時運航率はわずか26%で、302便がキャンセル。フライト情報スクリーンを見てみると、中国各地に向かうほとんどの便がキャンセルと表示されていた。また北京大興空港における離陸便の定時運航率もわずか20%となっており、139便がキャンセルされている。
16日夜、北京市は新型コロナウイルス感染症対策記者会見を開き、北京市政府の陳◆副秘書長(◆は草かんむりに倍)は、「国家衛生健康委員会専門家グループの指導の下、分析を進め、北京市新型コロナウイルス肺炎対策作業指導グループの研究および決定を経て、手順に基づき報告と承認を行った上で、6月16日を以て直ちに北京市緊急対応レベルを3級から2級に引き上げることを決定した。また、中レベル・高レベルリスクに指定されたエリアの住民並びに感染者が多数確認された新発地市場に関わる人々が北京から離れることを禁止し、それ以外の人々も『不要不急の場合は北京を離れない』という原則を守り、北京を離れる必要がある場合は7日以内に実施したPCR検査の陰性証明を携帯しなければならない」とした。
一部の航空会社は一部の便のキャンセル料を無料に
16日夜、中国国際航空と南方航空は一部の北京離着陸便に対し、キャンセル手続き料を免除した。
中国国際航空のカスタマーサービス関係者は、6月16日から6月30日までの期間中、北京の便について離陸前までにキャンセル手続きを行った場合、そのキャンセル手続き料を免除し、離陸後のキャンセルは相応の費用を請求するとしている。
南方航空のカスタマーサービス関係者は、6月14日より前に南方航空の公式サイトから購入した北京からの出発便で、6月14日から6月30日までの期間中の便は、北京路線特別手続きを申請することができ、手続き料免除で航空券のキャンセル手続きを行うことができるとしている。(編集TG)
「人民網日本語版」2020年6月17日