中国国家郵政局が19日に発表したモニタリングデータによると、6月1日から18日までの間に、全国の宅配便業務量は46億7800万件に上り、前年同期比48.66%増加した。6月に入ってからの業務量は、1日あたり平均2億6千万件に迫るという。新華社が伝えた。
今年のショッピングイベント「618」期間には、中国郵政、順豊速運、中通快逓、申通快逓をはじめとする宅配便企業がスタッフ、車両、航空輸送力などの資源を増加・配置して、全体的な生産サービス保障能力を引き上げた。圓通快逓、韻達快逓、百世快逓、徳邦快逓など各企業はピッキング作業現場に対する厳格な検査と設備のバージョンアップ・メンテナンスを行い、全自動化作業ラインを通じて宅配便の仕分け作業の即時性を高め、作業能力を最適化した。
今年に入ってから、宅配便産業は高水準の成長を維持し、ここから中国消費市場の極めて大きなポテンシャルが浮かび上がる。各企業は生鮮食品の農産品の配送業務を日々改善し成熟させ、サービスは鮮度保持パッケージ、コールドチェーン物流、全プロセス可視化による質向上・高度化に向かい、産地からの直接配送、高速鉄道やチャーター機を通じて配送の即時性を大幅に向上させた。中通や韻達などはライブ配信プラットフォームの力を借りて農産品の販売を後押しし、京東物流は「千県万鎮24時間配達」を打ち出し、宅配便サービスを遠隔地にも届けている。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年6月20日