7月7日に撮影された歙県県城の様子(撮影・潘成)。
7日、豪雨の影響を受け、安徽省黄山市歙県では、2020年中国大学統一入学試験(通称「高考」)初日の試験を予定通り行うことができなかった。7日夜に歙県教育局が明かしたところによると、教育部(省)の同意を得て、同県では7月9日に予備試験問題で追試験を行うという。試験日程によると、午前に国語、午後に数学の試験が行われる予定となっている。人民網が各社の報道をまとめて伝えた。
これより前、安徽省教育学生募集試験院は通告を出し、「7月7日未明、安徽省黄山市歙県で50年に一度の水害が発生し、県城(県の行政中心地)では多くの場所が深刻な浸水に見舞われ、道路が寸断された。7月7日午前9時の時点で、歙県試験区の歙県中学と歙県二中の2ヶ所の試験会場では、大部分の受験生が試験会場に来ることができず、試験を予定通り始めることができなかった」としていた。
8日の試験日程は予定通り、受験生は専用大型バスで試験会場入り
7月8日、2020中国大学統一入学試験(通称「高考」)2日目、安徽省歙県で、専用に手配された大型バスで試験会場の歙県第二中学に到着した受験生(撮影・張斯然)。
8日にすべての受験生が時間通り安全に試験会場へ到着できるようにするため、現地では夜間に浮き橋を設置し、緊急の通路を設けるとともに、専用の大型バスを手配した。(編集AK)
現地で夜間に行われた長さ100メートルの浮き橋組み立て作業(撮影・鄧朝鍵)。
「人民網日本語版」2020年7月8日