楊樹峰さんはフェアモント北京の副総料理長で、このほど初めてライブ配信方式でプロの技を披露した。このライブ配信は人々が考えるライブコマースとは異なり、いかなる商品へのリンクはなく、料理を製作するテクニックの紹介がより重視されていた。
データをみると、2月以降、ホテル業界が行ったライブ配信は3万回に達し、視聴者は2億7千万人を超えた。しかしホテルにしてみれば、ライブ配信はファンを引き寄せるだけのもので、より重要なことは消費者の消費意欲を改めて活性化することだ。
ホテル業務が徐々に回復 周辺観光が回復の注目点に
感染症対策が常態化する中で、ますます多くのホテル関連企業がオンラインに「転戦」して活路を求め、デジタル文化観光消費が新たな注目点になった。専門家は、「ホテル業界は今、徐々に回復している」との見方を示した。
中国観光ホテル産業協会のまとめたデータでは、現在は東部地域と南部地域のホテル業界の回復力が北部地域を上回り、上海市、湖南省、山東省などでは客室の稼働率が底を打って勢いよく反転上昇し、40%に迫った。現在の主な利用者は中国国内と地元の利用者で、周辺観光のニーズが持続的に増加しているという。
専門家は、「ホテルという商品の回復状況をみると、北京を除けば、外食・食品、結婚式・披露宴のニーズが目に見えて反転上昇し、宿泊業務も緩やかに回復中だ。中規模の会議、小規模の会議、研修などの業務も目に見えて回復し始めた。現在、多くのホテルが価格を引き下げて消費を促しているが、今後の回復はやはりコア商品の競争力次第だ」と分析した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月13日