英国政府が香港地区との犯罪人引き渡し条約を停止したうえ、香港地区を武器禁輸の対象にすると発表したことについて、外交部(外務省)の汪文斌報道官は21日の定例記者会見で「中国側は英側に対して、中英関係がさらに損なわれることのないよう、香港地区に対する植民統治的影響力の保持という幻想を棄て、直ちに過ちを正し、香港地区の事と中国の内政へのいかなる方法による干渉も止めるよう促す」と述べた。
汪報道官は「香港地区に関する英側の誤った発言と措置は国際法と国際関係の基本準則への重大な違反、中国への粗暴な内政干渉であり、中国側はこれに断固反対するともに、さらなる対応を取る権利を留保する」とした。
「香港地区の事は中国の内政であり、むやみに干渉する権利はどの外国にもない。中国政府の国家の主権・安全・発展上の利益を守る決意は確固不動たるものであり、『一国二制度』の方針を全面的かつ正確に貫徹する決意は確固不動たるものであり、香港地区の事へのいかなる外部勢力による干渉にも反対する決意は確固不動たるものだ。干渉や圧力の企ては決して思い通りにはならない」と述べた。
「中英関係を『黄金時代』と形容するのは、依然正確か」との質問には「国と国との関係は相互尊重、平等な扱い、互恵を基礎に築かれるべきだ。とりわけ互いの核心的利益と重大な懸念を尊重し合うと同時に、内政不干渉という国際関係の基本準則を順守することだ。中英関係の発展において重要なのは言葉ではなく行動だ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年7月22日