今月2日以来、安徽省で大雨が降り続いており、16市92県(市、区)でさまざまな程度の水害が発生している。安徽省応急管理庁によると、今月23日午後6時の時点で、被災者の数は723万1000人、被災した農作物の面積は85万6300ヘクタールに達した。直接的な経済損失は293億7000万元(1元は約15.2円)で、うち、農業の損失が97億7600万元、インフラの損失が97億3000万元となっている。中国新聞社が報じた。
7月23日、ほとんどの道路が冠水してしまった安徽省巣湖柘皋鎮(撮影・蒋啓明)。
23日午後3時、長江の主流の大通ステーションと馬鞍山ステーションでは、警戒水位をそれぞれ1.45メートルと1.46メートル上回っていた。76時間にわたってダムのゲートを開けて放流が行われているものの、淮河の主流の王家■ステーション(■は土へんに覇)の水位は依然28.37メートルと、警戒水位を0.87メートル上回っている。
同日、中国応急管理部は、安徽省に折りたたみベッドや毛布、タオルケットなどの支援物資合わせて5万5000個(床、枚)を緊急調達した。9日と17日にも、同様に中央レベルの支援物資を調達しており、調達はこれで3回目となる。
安徽省応急管理庁は、被災地に16回に分けて、救援物資合わせて5万6814個(床)を調達し、各地に折りたたみベッドやタオルケットなどの救援物資8万8370床(枚)を届けた。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月24日