中国農業科学院油料作物研究所ゴマ・特色油料革新チームはこのほど、葉特化型ゴマ品種「中芝葉1号」を育成した。現場の生産量測定によると、この品種の葉の1ムー(約6.7アール)あたり生産量は980.7キログラムにのぼり、対象品種と比べ51.41%増産した。新華社が伝えた。
「中芝葉1号」は株が高く、葉が大きく、苗代期が長く、全生育期が長く、浸水や干ばつに強く、倒れにくいといった特徴がある。「中芝葉1号」の苗代期は60−70日で、葉が柔らかく、収穫期が長く、栄養価が豊富だ。安徽省宿州市の試験拠点で、「中芝葉1号」は今年前期の40日に及ぶ雨の天気と中期の高温・干ばつを経たが、その葉はそれでも高収穫量の特徴を示した。
同チームのメンバーで、中国農業科学院油料作物研究所の劉紅艶副研究員によると、ゴマの葉は生でも乾燥しても食べられ、さらにゴマ葉茶などの農産品の材料にもなる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年8月27日