「我々にとって、すでに輸入博覧会は中国のパートナーと連携して協力的に発展するために欠かせないプラットフォームとなっている」「アフリカ企業にとって輸出拡大と中国市場開拓の絶好の機会だ」。近く開幕する第3回中国国際輸入博覧会は、国内外の出展企業から大きな期待を寄せられ、世界中の視線を引き付けている。人民日報が伝えた。
輸入博覧会の助けを借りて自ら進んで輸入を拡大することで、さらに多くの企業が中国の発展がもたらすチャンスを分かち合えるようにする。これはグローバルな産業チェーンとサプライチェーンを安定させる力強い措置であり、間違いなく世界経済の下支えと貿易の回復促進に新たな弾みをつけるものとなる。長年にわたり中国市場を深く耕してきた「古くからの友人」であれ、良質な製品やサービスをもたらす「新たなパートナー」であれ、輸入博覧会というプラットフォームの助けを借りて中国市場に進出し、『発展のボーナス』を得る企業が増えている。先般、国際通貨基金(IMF)の最新の「世界経済見通し」は、2020年に世界経済は4.4%縮小すると予測した。経済のグローバル化が逆流に遭い、保護主義と一国主義が台頭し、世界経済が低迷し、国際貿易・投資が大幅に縮小する中、中国が予定通りに輸入博覧会を開催するのは、皆と手を携えて努力し、共に困難を克服し、世界貿易の発展と繁栄を促進することが目的だ。
第1回輸入博覧会では国内外のバイヤー40万人以上が上海に集まり、第2回輸入博覧会では成約見込み額が累計711億3000万ドルに達した。今や、輸入博覧会のスピルオーバー効果が顕在化し続けている。これと同時に、設立からわずか3年の緑地全球商品貿易港も輸入博覧会という追い風に乗って世界64か国・地域の企業160社余りを引きつけ、8万余りの商品を輸入し、輸入額は年100億元を超えた。輸入博覧会の築いた対外開放プラットフォームは、中国の質の高い発展に力強い原動力を与え、国際・国内の両市場、両資源の活用、新たな発展構造の構築の加速にも寄与していると言えよう。
先日閉幕した中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(五中全会)は中国の将来の発展の青写真を描き出した。確固として揺るぎなく対外開放を拡大する。これは歴史の正しい側に立った戦略的選択だ。すでに輸入博覧会は両手を広げて世界を歓迎している。輸入博覧会が、中国経済が困難を排して勇往邁進する助けとなり、世界経済が暗雲を抜け出して回復へと向かう助けとなることは間違いない。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年11月3日