米政府は22日、領空開放(オープンスカイ)条約からの正式離脱を発表した。
これについて、中国外交部(外務省)の趙立堅報道官は23日の定例記者会見で、「中国は米国が国際社会の反対を顧みず、領空開放条約から頑なに離脱したことに、深い遺憾の意を表する」と述べた。
「米国のこの行為は関係国間の軍事的な相互信頼と透明性を損ない、関係地域の安全と安定の維持にマイナスであり、国際的な軍備制限及び軍縮の過程にも悪影響を及ぼすものだ。米国はロシアなど締約国と国際社会の懸念を真剣に受け止め、対話によって意見の相違を解消するべきだ。何かというと条約から離脱するのは、大国としてあるべき姿勢や手法ではない」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年11月24日