中国衛星海上測量制御部によると、遠洋宇宙観測船「遠望5号」が埠頭をゆっくり離れ、太平洋の海域に向かい、複数の海上測量・制御任務を遂行する。これは中国衛星海上測量制御部の2021年度の任務が正式に始まったことを意味する。中国新聞網が伝えた。
中国の4カ所の宇宙発射場は2020年、39回の打ち上げ任務を実行した。中国衛星海上測量制御部は宇宙測量・制御の主要な力の一つとして、数回にわたりインド洋、太平洋、大西洋などの海域に赴き、「天問1号」や「嫦娥5号」などの宇宙船打ち上げ海上測量・制御任務を15回実行した。遠望号の通年の任務遂行回数、累計航行距離、1隻あたり平均海上作業日数がいずれも過去最高を更新した。
中国衛星海上測量制御部の関係責任者によると、遠望号は今年の打ち上げ任務の全体計画に従い、高密度、高難度の任務態勢を維持する。遠望5号だけでも10回近くの海上測量・制御任務を遂行し、海上作業時間が200日を上回る予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年1月5日