AP通信によると、イラクの首都バグダッド東部郊外で17日、イスラム教シーア派住民が多い地域の市場で自動車爆弾によるテロがあり、少なくとも30人が死亡、38人が負傷した。警察当局者が明らかにした。
バグダッドでは14日、同じくシーア派地区で自動車爆弾によるテロが相次ぎ、首都でのテロとしてはイラク戦争開戦後、最大の犠牲者数となる計約150人が死亡。その後もイラク各地で連日テロが発生し、AP通信によると、同日から4日間の死者は250人を超えた。
スンニ派の過激派「イラク聖戦アルカイダ組織」を率いるザルカウィ容疑者を名乗る人物は14日、「シーア派への全面戦争」を宣言する音声をウェブサイトで公表していた。(カイロ共同)
毎日新聞 2005年9月18日 9時52分