イラク連邦議会は20日、新しく首相に指名されたマリキ氏の組閣名簿を承認し、2003年に旧フセイン政権が倒れてから、初めて正式なイラク政府が誕生しました。
イラク連邦議会は20日に開かれ、新しく首相に指名されたマリキ氏が提出した組閣名簿を承認しました。これでイラク復興プロセスの最終段階となる、昨年12月の連邦議会選挙から5ヶ月を経て、ようやく正式な政府が発足したことになります。
しかし、イラクの国内の軍や警察を率いる国防大臣と内務大臣については、イスラム教シーア派、スンニ派など各会派の調整がつかず、マリキ氏らが当面、兼務する形となっていて、見切り発車での発足となりました。