22日に開幕する東京国際映画祭に特別招待作品として出品が決まった韓国映画「親切なクムジャさん」のパク・チャヌク監督(42)が7日、都内のホテルで会見した。
「復讐(しゅう)者に憐れみを」、カンヌ映画祭でグランプリを受賞した「オールド・ボーイ」に続く復讐3部作のラスト作。「JSA」でも起用したイ・ヨンエ(34)をヒロインに据え、無実の罪で刑務所に入れられ、13年の刑期を終えて出所した女の復讐劇を描く。
ヨンエといえば、NHK衛星のドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」で日本でも人気だが、パク監督は「完ぺきな美しさを持った人ですが、鼻にかけるところもない、素晴らしい女優です」と絶賛した。7月末に公開された韓国では12日間で300万人を動員する大ヒット。日本は11月12日に初日を迎える。