トヨタ自動車は14日、電気モーターとガソリンエンジンを併用して走るハイブリッド車「プリウス」が、走行中に停止する可能性が指摘されている問題で、全世界で約16万台を無償修理することを明らかにした。13日以降、所有者に文書で通知を始めており、停止の原因となったエンジンのコンピュータープログラムを交換する。
対象は現行のプリウスで、国内は04年11月以前に販売された約7万台、海外は今年2月以前に販売された約9万台。
プリウスは今年5月に米国で高速走行時に、突然失速したり、ガソリンエンジンでの走行ができなくなるなどの苦情が寄せられ、米高速道路交通安全局(NHTSA)とトヨタが調査していた。
しかし、ガソリンエンジンの停止前に警告が出され、電気モーターのみでの走行が可能で安全性には問題がないという。