米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は9日、トヨタ自動車系列のディーラーが、2月に米国で販売を開始したピックアップトラックの新型「タンドラ」の一部モデルに販売奨励金を出している、と報じた。
米国市場で好調なトヨタが、新型車の投入直後に奨励金を出すのは異例という。米大手3社の牙城であるこの分野は競争が激化。ガソリン高による大型車不振もあり、タンドラも苦戦している。
車の値引きなどを支える奨励金は1台当たり最大1500ドル(約17万円)で、3月に入って始めたという。トヨタは昨年11月から米テキサス工場でタンドラの生産を開始。年20万台の販売を目指している。(ニューヨーク共同)
毎日新聞 2007年3月10日 20時56分