11月13日に福岡市の福岡国際センターで初日を迎える大相撲九州場所に出場する力士たちが29日夜、博多入りした。プロ野球のシーズンも終わり、福岡は相撲の季節を迎える。
愛媛県西予市で秋巡業を終えた幕下以下の若手力士ら約120人は、フェリーと新幹線を乗り継いでJR博多駅に。長旅の疲れも見せず、笑顔で話しながらスーツケースやスポーツバッグを軽々と持ち上げ、地下鉄やタクシーに乗り込んだ。大勢の力士に驚きながらも「どこの部屋ですか」と気さくに声を掛ける利用客も。
今場所は横綱・朝青龍関が史上初の7連覇に挑み、関脇・琴欧州関が大関昇進を狙う。福岡県直方市出身の大関・魁皇関は史上ワーストタイの8度目のカド番だが、ご当地での奮起が期待される。新番付の発表は31日。