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耐震偽造:大半の工事関与の業者に立ち入り検査 熊本県

熊本県は、マンションなどの耐震構造計算書偽造問題で、工事の大半に関与したとされる同県八代市の「木村建設」(木村盛好社長)を建築士法に基づき、22日にも立ち入り検査する。同県内でも姉歯建築設計事務所が木村建設から構造計算を請け負い、偽造したケースがないか調べる。

 県によると、木村建設は02年3月、県に設計事務所の設置を登録した。立ち入り検査では業務台帳などを基に、設計業務の内容や姉歯事務所との取引関係を確認する。構造計算書の偽造などへの関与が確認されれば「登録取り消しや業務停止を検討する」(県建築課)としている。

 千葉県の調査によると、姉歯事務所は、八代市の自動車部品会社施設(99年施工)の建設工事で木村建設から構造計算を請け負っていた。

 木村建設は全国でマンションやホテル建設を手がけており、05年6月期の建築工事施工額は前年比約24億円増の約123億8000万円だった。【山田宏太郎】

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