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城島健司:日本人捕手で第1号の大リーガー、涙にじませる

作者:未知  来源:每日新闻   更新:2005-11-24 2:55:00  点击:  切换到繁體中文

 

ソフトバンクの城島健司捕手(29)がマリナーズと契約し、日本人捕手として第1号の大リーガーになった。投手や野手とは異なり「唯一のポジション」への挑戦。2年連続でプレーオフで敗れたチーム事情や、家族との暮らしなどで悩み抜いての結論だった。22日の記者会見でも「11年間、福岡でいただいた声援が力になった」と、ファンへの言葉を口にした時、涙をにじませた。

 フリーエージェント(FA)宣言した10月31日、城島は「これでメジャーとの交渉テーブルにつける。ホークス残留を含めて選択肢が広がっただけ」と、残留をにおわせていた。しかし、ともに渡米した家族が生活環境などに納得したことから、決断を下した。マリナーズの本拠地、シアトルを回った後、ニューヨークも訪れる予定だったが、「日本人捕手をナンバーワンに考えてくれた(マリナーズの)気持ちをほごにしてしまう」と拒否。帰国後すぐに王監督と球団に移籍の意向を報告した。

 FA宣言の時に掲げていた「正捕手」の条件については「正捕手は競争しなければならない。マイナーではなく、メジャー契約ということだった」と説明。初の日本人捕手については「日本でやってきたスタイルが評価されたと思う。すべて同じようにできるとは思わないが、こっちのスタイルを貫かなければならない時もある」としんの強さを見せた。英語についても「大事なところは通訳が必要だが、こっちが誠意を見せていけば通じるようにもなる」と自信を見せた。

 マリナーズの入団会見は未定。城島は日本でトレーニングをするという。【百留康隆】

 ◇城島の一問一答は次の通り。

 --マリナーズに決めた理由は。

 ◆最初にオファー(申し出)があったし、(マリナーズの)3人の捕手の中で一番に評価してくれた。街の環境もよかったし、誠意がよく伝わってきた。

 --シアトルを訪れた時に気持ちは固まったのか。

 ◆言いづらかったけど、僕自身はニューヨークに行く必要はないと判断した。金銭面でつり上げようとは思わなかった。日本人の捕手ということで、球団(マリナーズ)も不安はあっただろうけど、高い評価をしてもらった。

 --語学の勉強は。

 ◆通訳なしでベラベラというわけでない。大事な場面では通訳が必要だが、僕自身が投手に敬意を表して、本当に話をしたいという気持ちを見せていけば、英語も教えてもらえると思う。

 --ソフトバンクについては。

 ◆前から言っているように、何の不満もない。誠意も伝わってきた。だけど、どちらかを選ばなければならなかった。

 --ファンへのメッセージは。

 ◆11年間、福岡で声援をいただいて、それが自分の力になり、成長できたことで、メジャー球団と契約ができる実力がついたと思う。球団(ホークス)に不満もなかったので悩んだ。福岡の代表として精いっぱい頑張って、みなさんが誇れるようなプレーをしたい。

毎日新聞 2005年11月22日 21時40分 (最終更新時間 11月22日 22時40分)


 

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